このラジオを作ることになった,きっかけ (夏休みの自由研究→おじさんの(追加)研究) |
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夏休みの自由研究のテーマとして、これまでに無い、 イヤホンを使用して、か弱い音で放送を聞くのが |
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成功の可能性は30%程度, 失敗したら太陽陽電池と増幅器のお世話になるのか と思っていたテーマでしたが、 かすかな音がスピーカーから出ただけでは終わらず, 最後には想像を超える大きさの音を出すことができました。 レポートをなんとか期限ぎりぎりまでにマトメ上げるのを 見届けた後, お手伝い役であった私の方が,実験途中に発生した いくつかの疑問点が気になり・・・・・, ● この音の大きさは何ホーンなのか? ● 当初使用した600Ω:10Ωのトランスがなぜ有効だったのか? (その後,音質(歪み)の点で数KΩ〜10kΩ:8Ωに変更) ● 音声信号を損なわないでメーターを振らせる方法はないか? ● 使用したデルタループアンテナの絶対利得(感度)は何dBi相当? ● 使用したデルタループアンテナのインピーダンスは? ● さらなる音量アップの余地はないのか? ● タイマーによる鳴動のON/OFFはできないか? ● もっと小型のアンテナでスピーカーを鳴らせないか? といった事項について追加実験を行い, これらの成果を,まとめました。 ラジオに興味がをもたれた方の参考になれば幸いです。 また,親子でこのような研究工作を行う機会に恵まれ, 良い経験ができたことに感謝したいと思います。 作品展への出展にあたっては,先生方の指導をいただき, 資料の改版・提出のたびに,目を見張る 前進があったように思います。 ご指導ありがとうございました。 (手伝い役の父の弁 2000年 9月)
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(この研究に至る前の背景 ) この研究に至る前に挑んだ自由研究(本研究の数年前) 送信所から半径8kmについて,スパイダーコイルと2m程度のビニール絶縁電線のみをアンテナとした場合の, 受信可能エリアの調査(白地図に耳Sと明瞭度,参考写真貼付)を行いました。 信号強度のメーター(デジタルテスタ)等による数値化までには至らず, 結果して今ひとつの出来でした。 (10KΩ〜100KΩ程度の負荷抵抗を付けて,デジタルテスタで電圧測定する事で『受信電力の数値化』が出来る のですが,不覚にも この当時には気付きませんでした。 受信強度を数値でとらえ白地図にプロットしたら,日の目を見れたかもしれません。 |
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(追加研究着手から18年半を経て・・・) 『閲覧カウンタのカウント数』や『感想メール』などに励まされながら18年経過(感謝)。 これほど長く,このテーマーについて掘り下げらられるとは思っていませんでした。 2008年には『ゲルマラジオ製作徹底ガイド(成文堂新光舎 )』の一部ですが担当さ せていただくことができました(感謝)。 ゲルマニウムラジオでスピーカーを(より大きな音で)鳴らすために必要なこととは, @ 興味・情熱 A 電波環境(中出力局からの距離と,見通しの良さ・・) B できる限り大きなアンテナ C 高効率なスピーカ ユニットの使用 D インピーダンス・マッチング(アンテナ〜受信器〜スピーカー) E スピーカートランスと検波部間に,カップリングコンデンサを挿入 F 準備可能な範囲での測定器(自作含む)の活用 (追加研究着手から24年を経て・・・) 2021年6月に,AMラジオ局の大半が,2028年までにワイドFMへ移行することが 発表されましたが, 幸いNHKのラジオ放送第1は残るとのこと・・・AMラジオ工作や実験がしばらく可能 であることにひと一安心。 また,ラジオ工作に必須の部品類(ポリバリコン,バーアンテナ,検波ダイオード)の 入手が以前にもまして難しくなっている状況下で,通販供給を続けている店が存在 することに深く感謝。 電子工作パーツ入手先!おすすめの電子パーツ通販と店舗 | 電子工作 記:2024-11-28 |
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著作権情報 初 版 :2000/09/30 最終更新日:2024/11/28 |