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  スピーカが鳴る AMゲルマニウムラジオ システム の必要要件
(編集中)

     著作権情報
     初 版 :2025/02/07
    最終更新日:2025/02/15


    VC2:260pF   C3 : 4.7〜10μF程度 

   


   この写真のようなシンプルな受信機(同調コイルにインダクタ素子使用)に
   面積70uのLOOPアンテナと スピーカトランス(10KΩ:8Ω)& スピーカを 接続したところ,
   スピーカーから4〜5m離れた位置で実用的音量で聴くことができました!

     LC並列共振回路と並列に,屋外に設けたLOOPアンテナを直結しただけで,
     スピーカから放送を聴けたものの,著しい混信・音量がいまひとつ・・。

     そこで,   
       LOOPアンテナに直列にVCを入れ直列共振させ,
       スピーカートランスの入力にカップリングコンデンサC(4.7μ〜10μ)を追加
       することで
         → 選択度(混信)や音量が飛躍的に改善できました。

       特に,
       屋外設置したLOOPアンテナを,
       室内側のVCで直列共振させ,ゲルマラジオ受信機に接続する手法は
       簡便かつ高効率。


     以上のことから,

       ● 同調コイル
          見るからにQの高い同調コイルの使用は必須ではなく
           インダクタ素子 でも十分・・・
           検波部以降の負荷を勘案した総合的なQが重要→Cの存在感

       ● 倍電圧検波やメータ指針について
           音圧の追求や調整の容易さを求めず,
           スピーカーを鳴らしてみたいだけなら不要。

       ● LOOPアンテナの採用を推奨
           接地抵抗値が良好なアース設備が不要
           可変コンデンサ(VC)を用い直列共振させて用いることで,
           そのLOOP面積から概略の利得が計算可能
           理想環境限定ながら受信電力の机上予測が容易

       ● カップリングコンデンサC による
           同調回路への直流負荷軽減
           (スピーカートランスの低い直流抵抗が負荷になるのを防ぐ)

       ● AM局の送信電力・受信点までの距離 最も重要な要件

            各地域の AM放送局(送信所)の周波数・送信電力は
                 こちら ・・・・https://freq.a-nkmr.com/
            送信所から受信点までの距離は
                 Google Maps
                   地図上でマウス右クリック,「距離を測定」を選択(マウス左クリック) 

          具体的な受信電力としては
            1/100 〜 1/10 mW (-20dBm 〜 -10dBm)程度が必要
               送信アンテナが見通せる高さに 面積1uのLOOPアンテナを設置し
               その場所の目的周波数の電界強度が 90mV/m 〜 270mV/m  あれば
               上記の受信電力が期待できます

          受信点での電界強度や受信電力の机上予測に関しては,
          アンテナ の 項を参照ください
          送信電力は大きいほど受信電力が得られやすく
          1KW未満だと,送信所の近傍でしかスピーカーで聴けないと思われます。