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【 スピーカーが鳴るゲルマ・ラジオに最適なアンテナのかたち 】 2000年夏に大型LOOPアンテナの採用に至った記録。 |
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【ゲルマラジオ用アンテナの変遷】 鉄塔を支柱にしたループアンテナ (2000年〜2024年) |
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【余 談】 その 1: 近所のアマチュア無線局(7MHz帯 SSB)の影響 その 2: スピーカの鳴るゲルマニウムラジオのランニングコストは本当に0円か? その 3: 10km先の送信アンテナが見えた その 4: 受信アンテナの指向特性 |
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【受信電力を、電波伝搬という視点から予測】 Radio(Antenna) Propagation 【ループアンテナ(周長 約40m)の受信電力の測定】 このアンテナの 利得を -18dBi と見積もった根拠(2001年) 〃 の インダクタンス値について 〃 の 浮遊容量について(準備中) 【ループアンテナ(ミニコンポ用)の受信電力測定】 【ループアンテナ(小型スパイダーコイル)の受信電力測定】 【ループアンテナ(1m角 )の実力について】 2008年に行った,受信電力測定で 見込んでいた受信電力の 1割 しか得られず。 2010年に再挑戦し, −20dBm の受信電力を確認 過去の残念な測定状況の解明と再現 このアンテナの利得の見積もりは -36.5dBi 〃 の インダクタンス値について(計算値・実測値) 【電灯線(商用電源)アンテナの受信電力測定(スペアナ)】 ・電灯線アンテナはループアンテナと等価かも? ・ループアンテナ(1m角 )を越える −20dBm 〜 −11dBmの受信電力が確認されました |
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【 スピーカーが鳴るゲルマ・ラジオに最適なアンテナのかたち 】 |
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以下は、初号機の回路やLOOPアンテナ採用に至った実験経緯です。 (2000年 8月) |
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当初,凵iデルタ)ループの垂直部分は銅線を倹約し鉄塔(溶融亜鉛メッキ)を使用。 2000年8月以降は,銅線(ビニール被覆電線)でループを構成。 ※鉄塔のアース抵抗は 約12〜8Ω ( 80Ωは測定器誤読・・) |
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実験概要 | 結 果 |
@ いいかげんな長さの,ワイヤーアンテナ(非・共振) 最初は、10m〜18m(図中のスイッチOFF状態)。 受信波長に対し、いいかげんな長さの電線とアース棒での実験 |
スピーカーに耳を近づけて,やっと聞取れる程の音量・・。 メータ (300mVfs (200μA 1.5KΩ))が僅かに振れる状態。 但し,イヤホンでは, 『か弱い音を聞く』といった既存イメージを大きく逸脱する とんでもないゲルマラジオを予感させる音量! ※300mVfs:フルスケール表示時の電圧が300mVという意味 ※200μAfs:フルスケール表示時の電流が200μAという意味 ※1.5KΩ:このメータの内部抵抗です。 |
A 地面を三角形の一辺として使用した, デルタ・ループアンテナ(非共振) 鉄塔の先端を導通(図中のスイッチON)させ、地面との間に三角形 のループアンテナ (図中の、端子A ・ 端子E1(接地抵抗 約500Ω)を使用。 周長約40m) |
スピーカーから10cmほど離れても 聞こえる程の音量となった。 メータが,75mV 振れた!!。 |
B ループ+(偶然の発見による)コンデンサ挿入 受信機のアースラインが接地棒から 外れているのに, メータの指針が,元気良く振れる 異常な状態に遭遇!。 |
メーターの振れの急増に 目を疑うとともに,その原因を調べたところ, ・受信機とアース棒の間を離す目的で, たまたま接続したブースタケーブル(バッテリー充電用) が起因。 ・アース棒とブースタケーブルは,未接状態。 ・ブースタケーブルは引き伸ばし前で,地面にトグロ巻き状態。 ・ブースタケーブル(トグロ状態)と地面間に出来た静電容量 (コンデンサ)がループアンテナのリアクタンスに対し「直列共振」状態 となったものと判明! ・トグロ状態の形をいじるとメーターの振れ方が変化。 ・アース棒に接続すると、振れは僅か・・・。 この偶然の発見から,アースラインとアース棒の間に100〜300pFのバリコン (VC2)を挿入し,目的周波数に(直列)共振させる方式に辿り着き, スピーカーから数m離れた位置でアナウンサーの言葉が十分に聞き取れる 程の音量に到達。 メータがほぼ中央の,150mVまで 振れた!!。 |
C 地面(接地棒)を使用しない デルタ・ループ + 可変コンデンサ(共振) |
アース棒を使用せず、図中 記号E2のライン使用した実験 結果:鉄塔とアース棒の接地抵抗の介在が無くなり, 5〜6m離れても十分に聞き取れる大音量になった。 メータの針(300mVfs)が振切れ! → この後、メータに抵抗を直列に入れ 0.3Vfs から 2.5Vfs に変更 ※この後の回路改良(スピーカートランスにカップリングコンデンサ挿入) により,メーター指針が2.5Vを超える位置まで振れるようになりました! |
【ゲルマラジオ用アンテナの変遷 鉄塔を支柱にしたループアンテナ(2000年〜2024年)】 |
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● 当初の状況(2000.8 〜 2009.2) 高さ15mは大きなアドバンテージがあり ⇒約9年間 不満なく使用 |
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スロープ部を西側に設置したアルミ製収縮ポール(約4m)に引留。 メンテンナンスは容易ながら,放送局の方向とループ面が一致していないのが課題(約50度の開き)。 メータ表示: 1.60V/12.5kΩ(-6.9dBm) ( )内の数値は、 メーター回路で消費されている電力です。 受信電力値の目安になります。 受信回路側の改良により, メーター表示が 0.3Vから1.6Vに大幅にアップしました。 仔細は、回路の項を参照ください。 |
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● 近況(〜2009.3) 受信強度の改善余地に気付き挑戦 ⇒ 約2倍のエネルギーが得られた |
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放送局の方向とループ面をできるだけ一致させるため, 引き留め位置を屋根の北西側に変更。 この結果、 1.60V/12.5kΩ(-6.9dBm)のメータ指針が 2.25V/12.5kΩ(-3.9dBm)となり、 電力比で2倍(3dB)の改善。 予想どおりの受信電力の増加となりました。 |
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●近況(2009.09.22〜2009.12.06) アンテナの頂部の高さ減少に・・若干あがいてみた |
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【課 題】鉄塔解体 2007.9 【鉄塔頂部のアンテナ撤去】 理由:加齢と思われる著しい体力減退。 2009.3 【鉄塔解体開始】 2009.6 【加齢ではなく,甲状腺疾患と判明】 ⇒治療により短期間で回復。 上から2段まで解体が進んでいたが, 最上部の1段を戻す形で存続に方針変更。 ⇒ 結果して,2.5mの嵩下げとなった。 この状態で,ループ面積を補う引留方法を検討。 (対処案) TVアンテナのマストを利用し スロープ部分の持ち上げ。 (結 果) 頂部が15mのとき並の受信レベル 2.25〜2.5v超 が得られた |
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●近況(2009.12.20〜2010.5.5) 屋根の軽量化工事に伴い, アンテナ引き留め位置変更 ⇒受信電力下がった |
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【来るであろう宮城県沖地震の対策 】 『屋根の軽量化』 と 『一部壁面の耐震強化』を実施。 瓦屋根 → ガルバニウム鋼板に張り替える為, 屋根の上にある,アンテナのスロープ部を持ち上げていた 釣竿の撤去が必要となった。 (2009年12月20日) 【2011.3.11東日本大震災後に加筆】 ※はからずも, 屋根軽量化工事から僅か 1年3ヶ月後に, 『3.11東日本大震災』が発生! 宮城県北部(栗原市)で 最大震度7 仙台市北部(泉区)で 最大震度6弱 を記録 『屋根の軽量化』 と 『一部壁面の耐震強化』が 功を奏し, 家財(特に食器など)に被害を受けたものの, 家本体に大きな損傷を受けずに済みました。 【話を,2009年12月に戻すと】 屋根の改修工事中, ベランダの手摺に添わせたアルミ収縮ポール(アンテン製 約4m) にLOOPアンテナを引留ることにして受信環境を維持。 受信レベルは メータ表示にて:1.75Vで がまん。 ※ループ面が放送局方向から離れたのが主原因。 |
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【 番外編(地デジTVアンテナ) 】 このTV(地デジ)アンテナは2階軒下壁面(金属)に, マグネット基台を貼付し,430MHz帯のDPを取付けたもの。 受信電力は,2階の屋根上に設置していた八木アンテナより 数dB低い電力でしたが。 4分配後のTV側受信レベルモニタ表示で,”80dB”。 TVの取説では60dB以上推奨とのコメントあり・・十分な 受信電力が得られていることが確認できています。 |
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●近況 (2010.5.5 〜2015現在) アマチュア無線は休眠中(局免許継続中)であり, ほぼ ゲルマニウムラジオ受信アンテナ専用鉄塔・・・,針は振り切れ・・最強。 ※ MC33(ミニマルチ製 14/21/28MHZ 3エレ)を 2010.12に設置 ※ 東日本大震災(2011.03.11) 〃 最大余震(2011.04.07) の大きな揺れを,以下の図の状態で受けました。 |
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【工 夫】 ◎信号強度メータ指示が2.5V超(鉄塔頂部15m高)であった 当時に近づけるべく,再度,引き留め方位を変更。 ◎ベランダの手摺にアルミ収縮ポールを固定し LOOPアンテナから戻ってきた線を屋根から浮かせてまま 引き留めることで,金属製屋根(ガルバニューム鋼鈑)との 間に出来る浮遊容量(静電容量)を最小にするよう工夫。 この静電容量についての関連記事は・・こちら 【結 果】 撮影日 2012/06/17 |
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●近況 (2016.01) ゲルマニウムラジオ受信用LOOPアンテナの近傍に,短波帯の送受信アンテナが増えたことや, LOOPアンテナの引き込み方法変更で, ・・・・若干の受信電力低下。 メータの針が振り切れる姿は見れなくなりました(残念) ※ MC33 (ミニマルチ製 14/21/28MHZ 3エレ) 2010.12設置〜2018.9.16撤去 約8年 2021.02.28 ※ 730-V2 (クリエイトデザイン製 7/21/28MHZ ) 2015.11設置 |
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【課 題】 我が家の狭隘な屋根でも採算がとれる? ソーラ・パネルを設置することになり, ベランダにくくりつけていた引き込み用の ポールが邪魔になり撤去⇒引き込み方法変更。 【結果】 引き込み方法を変更。 2F屋根のひさし近傍から室内までを, 5D−FBの心線のみを用い給電。 若干の受信レベル低下・・・・。 |
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●近況 (2021.02.15) ※ MC33 (ミニマルチ製 14/21/28MHZ 3エレ) 2010.12設置〜2018.9.16撤去 約8年稼働 2021.02再設置・・・14MHZ不安定 2021.09 ラジエターのトラップコイル(28MHz用)とトラップケース接続部の断線を改修し復活。 2023.07 トラップコイルの不具合再発⇒初日にラジエター撤去、二日目残ったエレメントをブームごと撤去。 ※ 730-V2 (クリエイトデザイン製 7/21/28MHZ ) 2015.11設置〜2020.05.05時点 現役 ※ LOOPアンテナの頂点を50cmほどUP ・・・2018.09.16 |
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鉄塔への接続している部位の写真 圧着端子が降雨等で腐食しないよう, コーキング材で防水している。 ループアンテナ頂部を鉄塔頂部に絶縁して引き留め しており, 雷害時の被害軽減を願い,アンテナの最下部を鉄塔 と接続(接地)している。 |
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接地抵抗を久々に測定 7.5Ω (撮影 2024-10-28) |
以前,鉄塔基礎部の接地抵抗を測定した際の 測定結果 測定器 80Ω (JIS 三極法 HIOKI 3151) 12Ω (JIS 非該当方式 HIOKI 3143) 今回の測定結果: 7.5Ω (三極法 HIOKI 3151) 昔測った際の 80Ωは,おそらく ×10 レンジでの誤読 12Ωは,HIOKI3143・・20Ω以下保障外だが善戦 接地抵抗計の故障(あるいは誤差の大きさ)判定は, 1Ωとか10Ω,100Ω,510Ω の抵抗器があると簡単に確認できます。 |
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【余 談】 |
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その1 近所のアマチュア無線局(7MHz帯 SSB)の送信電波の影響, さらに自局(14MHz帯 データ通信/100W)の影響 |
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【近所のアマチュア無線局の影響】 この受信機にアンテナスイッチを付ける前、アンテナ側のワニ口クリップを被覆部分に噛み付かせることでOFFに しておりました。 この状態で、近所のアマチュア無線局(約50mの離隔)が送信すると、メーターが振り切れるとともに、 とてつもない大きな声がスピーカーから発せられます!! SSB変調のため、メーターが左右に大きく振れモゴモゴした大きな声です。 短波帯の受信機(IC−721 HF帯 トランシーバ)にて、近所のアマチュア無線局からの送信電波である事が確認 できました。 受信アンテナの周長は約40mであり、ちょうど7MHz帯用の1波長ループとして能率よく動作した結果の 出来事でした。 アンテナが正常接続(ON状態)の場合は、この現象は発生しなかった事から、ワニグチクリップとビニール被覆電 線の噛み付き具合によって出来たコンデンサが、ちょうど良い値だったと考えられます。 【自局の影響】 局免許は維持していたがほぼ休眠している自局(100W局)の運用再開。 これに伴って,ゲルマニウムラジオのポリバリコンの不調が頻発(絶縁耐圧超過が原因と推察) ・・・・・2度の交換対応が発生! タイマー付きアンテナSWに手を加えて解決する方法は考案済でながら・・・・未着手。 |
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その2 スピーカーの鳴るゲルマニウムラジオのランニングコストは本当に0円か? |
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初めのうちは,ランニングコスト0円でスピーカーの鳴る画期的な受信システムと思いましたが, そのように断言できない面もあります。 当初,つぎはぎの細い銅線で十分な受信性能が得られていたのですが,強風や着雪による断線が発生。 最初の6ケ月間に2度の張替が必要となりました。 2度目の張替の際に線材径の見直しを行った結果,その後23年を経た現在までトラブルなく十分な強度 を継続しています。 アンテナ建設や維持コストが普通のラジオの電池購入コストと比較して非常に小さいとは言えないようです。 しかし,聞こえてくる音にはコストや労力に対して『ありあまる魅力』があります。 また,ある程度の太さ(ビニル電線 0.5〜0.75mm2ぐらい)の線材を使用することで, ほぼメンテナンス・フリーで過ごせることが確かめられました。 |
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その3 裏山から双眼鏡で,10km先の送信アンテナが見えた 南南東10kmに位置する東北放送ラジオ鉄塔は,近くの樹木や建物に隠れ,見通せないと思っていました。 数年前に真近にあった杉林が伐採された際も,裸眼で見えるとは思いもしませんでした。 最近になって,裏山(標高約50m)に登れば,ラジオ送信アンテナが見えるのではないかと思いつき, 裏山に登り地図が示す方角を双眼鏡(Nikonn 7〜15×35 5.8°ZOOM)で探ったところ,思いのほか, しっかり見えることに,びっくり! (2008/2) この写真は,後日(2011/11/20),裏山(海抜50m)から, コンパクトデジカメ(F600EXR 光学15倍×デジタルズーム3.4倍)で望遠撮影したものです。 |
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こちらの写真は, 自宅2階ベランダ(海抜23m+4m)から東北放送ラジオ送信所方向を,肉眼で見た際の画角で 撮影。 黒色の楕円で示した中に,3本の柱があり,左側の白っぽい柱がラジオ送信鉄塔。 楕円内の丘(海抜30mぐらい)の手前4km,裏側6kmとも一部市街がありますが, 大半が田園地帯であり,非常に恵まれたロケーションとなっています。 (2012.06.17 17時頃) |
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自宅2階ベランダ(海抜23m+4m)からの望遠撮影。 中央に移っている丘の上の住宅のすぐ裏に送信鉄塔があるように見えますが・・・この住宅から6km程離れています。 また,肉眼では確認できない紅白に塗り分けられたラジオ鉄塔がくっきりと写っています。 (2012-06-17 17時頃) |
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※撮影時のカメラの水平度が完全でなかったため鉄塔が若干斜めに撮れています(残念) 赤白の色分けが7等分でされているとすると,丁度15mスパンとなります。 このことから 自宅のベランダの手すり位置(海抜25m)から,送信鉄塔の地上37m〜105m(海抜39m〜107m)部分が 見えていることがわかりました。 |
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使用した地図断面データ(CSV)入手元は 地理院webサイト 地図断面ツール @Aの順にクリック |
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●TBCラジオアンテナ(荒井送信所): 仙台市若林区荒井字瀬戸川北15-2 海抜2m 周波数:1260KHz 波長:238m 空中線電力:20KW 空中線物理長:105m 電気長:0.53λ ? この送信所の近傍(約1km)での受信実験 |
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その4 受信アンテナの指向特性 南東に約10km離れた東北放送が強力に入感しているのに、 南に約5kmの距離のNHKの2波が半分程度のメータ振れ(エネルギでは約1/4)でしか受信できません。 どうやら、ループアンテナの開口面の方向や、途中の丘などの影響と考えられ, 受信アンテナのループ面と東北放送ラジオ送信所との位置関係について検討してみたものです。 |
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この図は、ループアンテナの開口面と、磁界面(送信所方向に直交)との傾きから, ↑「開口面正対効率」・・・こっちのほうが良いかも この図から, 回転前のループ面が磁界を受ける面積は 0.36 回転後のループ面が磁界を受ける面積は 0.72 になり 2倍になる見込み 矢印方向にループ面を回転させた際のメータ指示の変化 1.60V/12.5kΩ(メータ部消費電力 −6.9dBm)付近のメータ指針が 2.25V/12.5kΩ(メータ部消費電力 −3.9dBm)となり, 予想どおり3dBの受信電力の増加を確認。 狭隘な敷地のため理想的な角度まで回転できないのが残念。 (2008/05/04) |
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その5 鉄塔の撤去? ⇒ 結果して,嵩さ下げして延命 |
鉄塔頂部の空中線撤去開始・・・ 1990年9月に15m鉄塔が竣工し, 50MHz帯 6エレ,28MHz帯 2エレ,145MHz帯スイスクワッド,7MHz帯スローパーにて運用開始。 17年を経た2007.9末,長らく電波を出していないことや,今後の体力低下(※老化×運動不足)を感じ, アンテナ・マスト・ローターを降ろす事とした。 写真は,2007/09/29 昼ローテータを先に撤去し, マスト上部のアンテナをマストごと鉄塔頂部まで下げた状態の写真。 |
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鉄塔から降りずに約1時間の作業にて,アンテナとローターそしてマストを無事地面に降ろすことが出来た。 今のところ, ゲルマニウムラジオアンテナ専用鉄塔となっている・・・(2007/10/06時点) 解体に着手したものの⇒結果して再開へ・・・仔細はこちら ※老化と思っていた体力低下が,潜在していた持病(甲状腺疾患)が起因と判明(2009.02) 治療開始直後に劇的な回復あり。 ⇒『鉄塔の解体撤去』を先送りすることにしました。 ※この後,2010年12月 ローカル局から物資・労力の両面で強力かつ多大な支援を受け, 下の写真の状態になることができました。『感謝!』 鉄塔頂部から左下方向に伸びているワイヤーがゲルマ・ラジオ用LOOPアンテナです。 |
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2010/12/05〜2018/09/16 7年9ヶ月 県内と隣県ローカル局長からの強力かつ多大な支援を頂き,HFトライバンダー運用開始。 2018/09/17〜2021/02/27 2年5ヶ月 給電点のバラン交換するもSWR治らず,一旦,撤去。 代替えはV型DP 2021/02/28〜 給電点およびバランの接触不良改修するも,時々不安定。 2021/09/25〜 ラジエターエレメントの片側トラップコイル(28MHz)とトラップケース接続部の断線補修ほか ⇒ 14.08MHZでSWR1.1 2023/07/22 トラップコイル部の不具合再発。 加齢による体力減退もあり,やむなく撤去。 |
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その6 受信レベルの変動について まだ、電界強度が変動しているのか、受信アンテナのなんらかの要素の変動なのか、 判明していませんが、半日から1日ぐらいの周期(?)でメータ表示が、 10%強の範囲で変動しているように感じます。 機会をみて追求してみようと思います。 受信報告書を送り、放送局から届いた受信証 |
【受信電力を、電波伝搬という目で予測】 ( Antenna Propagation ) ←クリック |
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【ループアンテナ(周長45m)の受信電力の測定 (スペアナによる受信電力測定)】 |
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この写真は、周長約45m(頂部15m高)の刄求[プアンテナの受信電力を スペクトルアナライザで計測してみたもの。 左から JOHK(NHKラジオ第一) 891KHZ 20kw JOHB(NHKラジオ第二)1089KHz 10kw JOAK(東北放送) 1260KHz 20kw 左の画面は, 可変コンデンサ(直列共振用)を使用して測定。 受信電力として,0.39dBmの値が得られました。 可変コンデンサを用いない場合, ピーク値は-40dBmでしたので,この威力は絶大。 測定条件(参考) スペクトルアナライザ 9K〜8.1GHz 入力インピーダンス:50Ω 2007/12/23(開口面回転前) |
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この写真は、周長約45m(頂部15m高)の 刄求[プアンテナ(開口面の向き改善後) LOOPアンテナと直列に可変コンデンサを接続し, 1260KHzに共振させて測定。 結果して, 2.49dBmの値が得られました。 ↑これまでの最大値。 未だ更新されず(2014/1/11) 2008/5/22 21:00 |
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この写真は、 LOOPアンテナを スペアナ(50Ω)に直結した際の画面。 左から JOHK(NHKラジオ第一) 891KHZ 20kw JOHB(NHKラジオ第二)1089KHz 10kw JOAK(東北放送) 1260KHz 20kw NHK第一が,−10dBm(0.1mW)の電力で 受信できていることがわかります。 2010/06/13 |
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この写真は、 上記LOOPアンテナと直列に VC(ポリバリコン)を接続して,1260KHzに 共振させたときの観測画面です。 左から JOHK(NHKラジオ第一) 891KHZ 20kw JOHB(NHKラジオ第二)1089KHz 10kw JOAK(東北放送) 1260KHz 20kw 東北放送が,+0.30dBm(1.07mW)の電力で 受信できていることがわかります。 2010/06/13 |
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この写真は、周長約45m(頂部12.5m+0.5m高)の 刄求[プアンテナを測定したもの。 結果して, +1.40dBm(1.38mW)の値が得られました。 2008年の測定画像と比較して、ノイズフロアが5〜10dB増加? 2014/06/22 18:00 |
【ループアンテナ(ミニコンポ用)のスペアナによる受信電力測定)】 | |
この写真は、ミニコンポ付属の小型LOOP(20cm×10cm)アンテナを 二階ベランダに置き測定したもの。 並列共振させたり、スペアナの接続方法工夫(タップダウンなど)を 行えば,受信電力をさらに上げれる可能性ありそうです。 2008/5/22 |
【ループアンテナ(小型スパイダーコイル)のスペアナによる受信電力測定)】 | |
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この写真は、Mizuho製 ゲルマニウムラジオキットの 『 スパイダーアンテナ 』と ポリバリコン単体を2階ベランダの手摺の上に置き測定したもの。 並列共振させているため、本来は選択した局以外は大きく減衰するはずが, スペアナの入力抵抗がQダンプ抵抗として働き、大きな減衰を受けずに 観測されています。 スペアナは、全72T(ターン)に対して、7Tの位置に接続。 ミニコンポのループアンテナより小型ながら,−39dBmの受信電力が確認で きました。 また,高周波電圧計(Hiインピーダンス)による測定結果は以下の通り。 72T:77mV/Hi 40T:56mV/Hi 20T:34mV/Hi 7T:22mV/Hi、(50Ω終端では -39dBm/50Ω) 2008/05/24 左のメータは, 高周波電圧計: ML69A アンリツ製 プローブ: MA61A |
【ループアンテナ(1辺1mの四角形 4ターン)の 受信電力を測定】 ⇒ 類似ページ(送信所 距離1kmでの受信実験 & 一辺1m正方形アンテナの諸元)はこちら ⇒ 類似ページ 100W局_距離4kmの受信点で,スピーカーで聞くことができるか?・・・はこちら |
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【未解決の課題】 『ゲルマラジオ制作徹底ガイド』(2008/12/22発行 誠文堂新光社 ) に掲載の,1m角_LOOPアンテナの受信電力が想定の1/10だった理由? |
【電灯線アンテナの受信電力の簡易測定方法について】 |
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著作権情報
初 版 :2000/09/30
最終更新日:2024/10/18