回路図 1 :初号機 2000年製作 | |
回路図 1-2〜1-4 : 初号機改1〜改4 最終型へ | |
写真無 |
回路図 2 :試作 (没) 一般的な倍電圧検波型へ |
回路図 3 :2号機 ブレッドボード使用の組み立てやすさ追及版(お勧め)new | |
T1 |
バーアンテナ(あさひ通信) 330μH±20μH |
R1 |
1.0kΩ |
T2 |
ST-45(600Ω:10Ω) sansui |
M |
電流計 fs200μA、300mV |
Vc1,2 |
ポリバリコン 200pFmax |
ミノムシクリップ |
黄、緑、赤、黒 各1コ |
D1,2 |
ゲルマニウムダイオート1N60、あるいはショットキーダイオード 1SS106等 |
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C1,2 |
磁器コンデンサ 0.001μF |
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2. トランス(T2)はどういった役割をしているのでしょうか?
なぜ 600Ω:10Ωのインピーダンス比が最適だったのでしょうか?
(1200Ω:8Ωのトランスを使った場合では、音が小さかった )
↑600Ω:10Ωでも実用になったというのが正しい表現でした(2013/6/10)
後日,3.5KΩ〜10KΩ:8Ωが音質の点で最適と判明。現在に至っています・・・。
この答は、”少し高度な評価実験”のコーナーで、解き明かす予定です。
3. 当初は、メーターを付ける発想はなかったのですが、
より良いアンテナの形をさぐる過程で、耳による信号強度比較に限界を感じたため
試しにメーターを接続したところ、針が振れるではありませんか!。
メータ指針のおかげで、アンテナワイヤやアース方式の組合わせ実験結果を、数値で比較する
ことができました。
(信号強度メータをつけてからの、アンテナ系の改良状況など)
a. 最初は針が微妙に振れるのをやっと確認できる程度だったのですが、
アンテナ系の改善の結果,300mVfsメーターが振り切れたため,直列にR1を
挿入して500mVfsになるよう変更しました。
b. アンテナ銅線(スロープ部分)と鉄塔頂部との接続部の錆びにより、
信号強度が下がってくるのも観測され,
解決策として、絶縁電線を単に鉄塔に沿わせる(静電結合)方法が有効な解決策の
ひとつと判明しました。
c. このメーター表示が無ければ、これほどの音量にたどりつけなかったように
思います。
メーターはテスター等で代用することとし、テスターをつなぐ端子だけを用意し、
必要な時だけ計るのも一案かと思います。
500円前後のラジケータの使用も選択肢ですが、50mm角の安価(1,000円)な
メータ(200μAfs)を販売している店もありますので,活用をお勧めします。
d. VC2は、アース棒から緑色側のワニ口クリップが、
はずれている事に気づかないで実験を進めていたら、微妙にしか振れないはずの
メーターが、大ききく振れていることに気づき,びっくり!。
確認したところ、アース棒とは接続されていない電線(※)が地面に横たわって、
とぐろを巻いている(地面との間に静電容量が発生して、コンデンサーを通してつながって
いる状態)ことが理由と判明。
また、とぐろの状態(形状)により、メータ指針の振れ(信号強度)が激変することも判明。
この発見から、VC2(可変コンデンサ)をアース棒との間に挿入することになりました。
(くわしくは、アンテナの形の項を参照ください。)
※接地棒と受信機間をつなぐ目的で、たまたまあった大型車両用ブースタケーブル
(バッテリ充電用の5m長の太物ケーブル、結果して余長分がトグロ状態)
(回路図に現れる部品)
D1,D2はゲルマニウムという名前に、こだわる場合は1N60を使用。
感度優先なら1SS106などの検波用ショットキーダイオード等が使用できます。
ST-45の代替としてはST-32(1200Ω:8Ω)も使えます。
2008/02版の回路では、3.5K〜10KΩ:8Ωを使用(音圧重視→低歪み)。
Vc2には、必要により※100〜200pF程度の磁気コンデンサを並列に接続します。
R1は使用するメーターと受信アンテナ等の状態により調整が必要となります。
[ 使用したバーアンテナの資料 ]
特に、選択度の低下を招かないですむ5番端子の使用が参考になりました。
@−A間 290μH
@−D間 240μH
D−A間 4μH(なぜか 50μではない・・)
コイル部分とフェライト棒の位置関係によってインダクタンス変化あり・・・。
←50μHと予想したが・・?
(測定 2010/07/11)
安価なメータ(\1,000)の紹介。
一般的には2,500円〜3000円ぐらいしますが、精度および精度に影響を与える要素
(誤差規格、鉄板パネル取付用、垂直取付用、水平・垂直兼用、水平取付用 など)
について、文字盤面に記号により明記されているのが特徴。
我々の実験目的では、な安価なメータでも十分な場面が多いように思います。
←クリック(詳細仕様)
購入した100μAメータの内部抵抗を計ったら1722Ωでした。(2007/11/29)
1.0Vfsにするには、8.278KΩを直列に接続。
0.5Vfsにするには、3.278KΩを直列に接続。
参考:メーターの基礎知識 http://www.fe-technica.co.jp/html/shohin/11/11.html
ラジケータ(ラジオ・インジケータ 約500円)の紹介
http://www2.cyberoz.net/city/hirosan/kit.html
(回路図に現れない部品、材料)
平ラグ板 |
回路部品を取り付ける板 8P |
ダイヤル |
VCに付属または別売り |
線 材 |
ビニール被覆電線 黒・赤・緑色 等 |
Vc用ビス |
VCに付属または別売り |
外ケース |
糸ようじのケース等 |
底板 |
かまぼこの板等 |
ゴム足 |
四角、小サイズ,極小サイズ 各2コ |
糸ハンダ |
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両面テープ |
Vc以外は、これで固定しました! |
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平ラグ板とは、このような物です。
この写真は5P(”ゴピー”と呼びます。5対の意味です)の例。
数点の部品で回路を組む場合に便利な、実装方法です。
(必要な工具)
ハンダゴテ |
20〜30wのもの |
ピンセット |
あればベター、無くとも可 |
ニッパ |
小型のものがベター |
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ワイヤーストリッパー |
カッターナイフでも代用可 |
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ラジオペンチ |
あればベター、無くとも可 |
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●ハンダごて 20〜30W DIYショップでも売ってます
セラミックヒータ型(2千円前後)が過熱しにくく扱いやすいのですが、
千円前後ぐらいの物でも十分使用できます。
●糸ハンダ ヤニ入り(筒入りが扱いやすく、しかも安価)
●ハンダゴテ台 金属製のお菓子の箱でも代用可
また濡らした専用スポンジまたは濡れ雑巾を用意
(時々、熱したコテ先を濡れた雑巾でクリーニングすると
コテ先へのハンダのりが良くなります。)
机を焦がさない様、工夫して取り組みましょう。
●ニッパ 電子工作を継続して取り組む予定のある人は、千円以上の小型の物を
薦めしたいのですが、今回程度の工作を数回行う程度なら、
100円ショップのものでも良いでしょう。
決して太い針金を切らないように!!
部品のリード線や細線の切断専用です。
太い針金やスズメッキ線を切ると刃先がボロボロになります!!。
○ラジオペンチ 100円ショップのものでも可
○ワイヤーストリッパー あると非常に便利ですが、今回程度の工作を数台行う
程度なら、カターナイフで代用できます。
もし買うなら2千円前後ものをお薦めします。
●ピンセット 100円ショップのものでOK
○テスター できたら欲しい
アナログ式、デジタル式どちらも一長一短あり、
この比較研究も奥深いものがあるように思います。
DIYショップでも1500円〜5000円ぐらいで売ってます。
電子工作を継続して取り組むなら、
”サンワ”とか”日置計器”の2千〜4千円強の
アナログ式のものを1台、入門用としてお勧めします。
結構まともな説明書が付属していたように記憶しています。
もちろんデジタル式のテスターを入門用の1代目として
購入するのもアリです・・・。
○キリ 木工用(なくとも可)
保管時は危険防止に刃先を35mmフィルムケースで保護すると良い。
●プラスドライバー バリコンを止めるネジ(小)用 100円ショップのものでOK
●工具入れ お菓子の箱でも代用可
●作業マット 新聞紙でも代用可ですが、熱に弱いので気をつけましょう。
ハンダゴテの熱やカッタナイフで机にキズをつけないため
●カッターナイフ どこの家にもあるもので可
ゼロからそろえると、数千〜1万円ぐらいになります。
プロではないので、この辺の道具にお金をかけないという工夫や信念があっても良い
と思います。
真空管全盛の時代には、
このほかに、ハンドドリルやシャーシパンチ、ハンドニブラ等のシャーシ加工の工具
が必須であり,無銭家の私には敷居が高かった記憶があります。
トランジスタ・ダイオードといった半導体による小工作は、この点が非常に楽です。
【最初からバーアンテナの使用を決めていたの?,】
固定インダクタによる予備実験(キットを使用)を行った際、
次のような欠点があり、採用を断念しました。
コイルの途中のタップ出しができない。選択度が得にくい。
(ただし、超小型という点ではピカイチです。)
スパイダーコイルによる予備実験(キットを使用)は、タップ出しが容易で、
感度、選択度とも得やすい。 スパイダーコイルのみでもアンテナとして機能するなどの利点
がありましたが,希望するケースサイズには収まらないため断念しました。
これらの予備実験の結果、小型のバーアンテナ型の使用に落ち着きました。
バーアンテナは、今回使用した小型のものから、昔のオーディオセットのチューナの
背面についていた大型(十数センチあったかな)の物まであり,これらの比較も面白い
かもしれません。(H16.7.11)
気がついたこと、
コイル(回路図中 T1)単体のQを高くすることは,
ハイパワーゲルマラジオ(=スピーカー駆動ゲルマラジオ)構築の必須要素ではない・・・・・。